~2台のフランス車とそれに関わる家族の毎日&遊びネタも満載…いや、最近クルマのネタ切れかも(-_-)~

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出発からおよそ8時間ちょっとかけてなんとか山頂に到達。

富士山の山頂に立った感動は子供でもかなりのものみたいでした。
なんてったって辛いのを我慢して登ったんだから。


でも、本当に辛いのはこれから。
彼はそれを知っていたらきっと引き返したでしょう…










本当なら家族揃ってここに来るはずだった。

残念ながら2人になってしまった旨を山小屋に告げ、
チェックインを済ませたらすぐに食事の時間。


ところで富士山に関する情報を集めようとする時気になるのは宿泊環境。
ネットでも色々と探したけどなかなか「寝床」の様子が分からない。
山小屋のHPを見ても小さい写真しかないとこが多い。

今回はこの問題、というか知りたい人のために写真でも撮ってこようと思っていた。
でも撮れなかった。

既に憔悴しきって眠っている人、着替えをしている人、明日の準備をしてる人。
そりゃここで写真は撮れないわ、そんな感じ。




なので簡単に概略を。

ボクらが泊まったのは富士の宮口山頂の山小屋頂上富士館
食事はカレーライスにスープ。
おかわりはなし。

素泊まりもできます。


寝床は大きく分けて3つの部屋があり、布団は1人につき一式。
当たり前だろ!と思う人もいるかも知れない。
が、そうでないとこもあるのでじっくり選択してもらいたい。
快適に眠れるかどうかはとても重要な事なので。



1人一式の布団。

ここはお世辞にも快適とはほど遠い。
寝床の中に潜り込むとジャリッとする砂の感覚…(-_-)

掃除してないのかよ。

若干の湿り気も感じるくらいひんやりした布団。
枕カバ-はちゃんと清潔だったのがせめてもの救い。
当たり前か。


でもまあ山小屋の肩を持つわけじゃないけど寝る方だって寝具を持ってく人は
ごく少数、今回も女性が数名着替えてたくらいだと思う。
(○゚ノ3゚)コッソリ
すぐ目の前でサッサと着替えを始めたのにはビックリ!
惜しげもなく着替えてる様は格好良さすらありました



山を登ってきたその薄汚い服装で寝るんだから仕方ないのかも知れないな、と。
あくまでも「外で過ごすよりましだろ?」と思って下さい。
なにより疲れていたら拘りなく眠るだろうから。


以上、山小屋環境に関しては極めて主観的意見です。
他の山小屋に泊まった事がないのであくまでも比較でないと言う事をご了承ください。



夕食のカレーにもほとんど手をつけられないほど気分が悪いという息子。
早く寝たいを連呼するばかり。

心配なく。
ここの消灯は午後7時なんだから。



布団に入ったらあっという間に寝てしまった。
ぐっすり休んで明日は少しでも回復してくれるといいな。

そう思っていたのが間違いだった。

寝ていても酸素が薄いから深く眠れないのか、ちょっとするとゴソゴソ動いたり
布団を蹴飛ばしたり寒がったり。



ホントは一刻も早く寝たかった。
運転もしてきてるし仮眠もちょっとしか取ってない。
もちろん疲労困憊だし。

でも子供の様子が気になって眠れない。



眠れないのはそれだけじゃない!

ちょっと頭を上にずらしたら、すぐ上で寝てるおじさんの頭に当たってしまう。
かと言ってちょっと下がると足元で寝てる人の足裏にペッタリと触ってしまう。
苦労して斜めに寝ると、今度は斜め下の人の足裏に…(>_<)

身長180cmくらいの人の環境はこんなもんなんで参考に。


結局深夜1時くらいまで様子を見て、一度トイレを済ませてから寝る覚悟を決める。
ここで必須アイテムの耳栓の登場!
どんないびきでも物音でも平気だと言う人以外は必ず用意した方が良い
疲れた人のいびきは想像を絶する…





ようやく寝たかと思ったらすぐに起床。
起床はご来光に合わせて午前4時。


眠い目をこすってなんとか起きると、着替えをしていたカッコいい女性が

「昨晩息子さんが気持ち悪いというのでトイレで吐かせましたから」

と教えてくれた。


お父さんを起こしたけど起きなかったもん、と、彼は言っていたが、
起こしたのはお父さんでなく他の人だったというわけだった。
真っ暗なのでまるで分からなかったみたい。

疲れている中面倒を見てくれた彼女には本当に感謝したい。
もしもここを覗いてくれたらとてもウレシイ。



さて、最悪のコンディションの息子はもちろん朝食もダメ。
朝食は吸い物にご飯、ふりかけと海苔。

2口ほど食べてそそくさと片付けをしてチェックアウト。
持ってきたものをほとんど着せて外に出たけどすぐに全身震え出す。


この日の気温は分からないけど恐らく0~2℃の間くらい。


アンダーシャツ、長袖シャツ、フリース、スキーウエア、雨具。
これが上半身。

下半身は化繊のズボンに雨具。

真冬の夜と同じ環境なので、大人は我慢できたとしても子供にはかなり辛いはず。
なのでお父さんは更に一回り身体を鍛えて子供の防寒着を余分に持つ事を
頭に入れておく事をお忘れなく。




気持ち悪さと震えと頭痛で最悪の状態なため、
ご来光は眺めの良い場所は諦めて風が当たらなくてすぐ近くを選んだ。

もっともこの時間帯だと土曜日という事もあるので希望の場所なんて
ほとんど空いてるわけないんですけどね。




8072611.jpg

あまりの寒さのため、ちょっとでも風が当たらないように
身体の上にザックを載せて辛抱する。










そして空に変化が出始める。





807264.jpg

























待ちに待ったご来光。








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なんとも言えない荘厳な空気感。
そしてこれくらい出ただけでもハッキリと分かる日差しの暖かさ。
本当に尊い存在なんだなと改めて感じる。




彼もこの時ばかりは頑張って立ち上がって見ていた。









807266.jpg

「あったかいね~お父さん」
だって。

どうかこの一瞬を忘れないで。
自分の努力で体験できた事だからね。








しばらく日の出と一面の雲海を堪能したあと、
遂に力尽きてしまった彼はグッタリともたれかかってしばらく動かない。
というか動けない。












807267.jpg



本当に良く頑張った。

ここまで来てしまうともうしてあげられる事は抱いて眠らせるくらい。
1時間ほどこのまま眠らせてやりました。



しかしながら日本一高い場所にいる以上ここから降りて行かなくてはならない。
それも自身の足で。

辛くて愚図る彼を起こし、念願だった祖母への土産のお札を買いに行こうと言うと、
自分を奮い立たせるように

「よ~し!歩くぞっ!!!」

と、一声叫んで浅間大社奥宮へ。


ここで山頂の焼き印をしてもらってからお札を選んで購入。
1つの大きな目的を達しました。



でも残念な事にこれ以上上には行けません。

本来なら剣が峰まで行って富士山頂なんだけど、
これ以上の無理は危険なのでここで下山です。
今のコンディションでも十分無理なのだけど…






下山はとにかく休みを多く取り、水分補給をこまめにさせて歩きます。

持って行った酸素缶で何度も深呼吸をさせたけどこんなのはほとんど効果なし。
気休めみたいなもんだけどやらないよりはいいかな?と。










止まってしまうとこんな感じ。



807268.jpg





















途中からはザックも持ってあげてなんとかかみさんの待つ7合目まで降りてきた。
6時出発で元祖7合目に8時到着。



半べそになったり転んだり、途中1度吐きもした。
それでもおよそ3時間半。

本当に良く頑張って5合目に帰還できた。
体調が悪かったのでどうなるかと思ったけど、
気力を振り絞って降りてきたのは心から褒めてあげたい。



807269.jpg





当初はもっともっと楽に登れると思っていたらしい。

しかしながらとんでもない目に遭い、散々な思いをして山頂まで辿り着いた。
しばらくは懲り懲りだろうけど、きっと心の奥に何かが芽生えたはず。
そう思いたい。




何故かと言うと、

「また登りたいか?」

と聞いたら

「うん登りたい」

と言ったから。

「だって一番高いとこ行ってないもんね?」

って。(^_^)
ただ、


「でも来年はいいからね」

とも言っていた。(笑)


















子供のための一大イベントだったはずだけど、
行ってみたらお父さんへの大きなプレゼントのような感動的な富士登山になった。









また何処かで一緒にもがきたいものだ。















807265.jpg



















コメント
この記事へのコメント
山頂富士館の布団を並べた写真ないですかねえ。。
読ませて頂きました。うちも7/19-20で3年生と1年生の娘を連れ、5合目から1日で山頂にあがり、富士館で宿泊してご来光をみました。読ませて頂いた内容、まさにその通り。ほんと同じです。
子供はあれだけ苦しんだのに、降りてから翌日にはまた登りたいと言ってました。
妻も不思議ですが、出産みたいだ。日が経つとその苦しみを忘れてしまう。。。などと言ってました。(笑)

ところで、上の子が夏休みの自由研究に富士山のレポートを書いてます。大抵の写真は撮っていたのですが、あの凄い山小屋の内部の写真、特に布団を並べた状態の写真がなくて。。。我が家は消灯直前に着いたので撮れなかったんです。どなたかあの状況を説明できる写真お持ちじゃないですかねえ。。。
ここにお書きになっていた内容はほんと手に取るようにわかりましたが。。。(笑)
書かれた内容をみて共感し、涙が出そうになりました。お互い子育て頑張りましょう。
2008/08/24(日) 09:19 | URL | 森田(二児の父親です。) #-[ 編集]
写真
森田さんはじめまして。
拙blog、コメント頂きありがとうございます。

あの山小屋の写真、やっぱり撮るべきだったですねえ。(笑)
どうも遠慮してしまって撮れませんでした。
何処かに掲載されてるといいですね。


子連れの富士登山、あんなにいいものだとは思いませんでした。
気遣う事はたくさんありますが、それにも増して大きな喜びと充実感があります。

親と子の絆、思いやり。

そういうものを言葉ではなく肌で感じさせる事ができるのは、
ある意味極限のような状態だからこそなのかも知れません。
子供たちもきっと何かを感じ取ってくれているはずですよね。

ウチはまた本当の山頂、剣が峰を目指すつもりです。
辛い事よりもまたあの喜びが味わえるならと待ち遠しいです。(笑)


こういう経験を良い励みにして、
互いに良い子育てをしていきたいですね。


2008/08/24(日) 12:23 | URL | reseda #vyCQQ1SU[ 編集]
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